漁業の現場で活躍するクレーンスケール
漁業の取引においては、大きさが物をいう場合が多いです。鯛やマグロなどは大きくなるほど価格が相対的に上がることが多く、大きさ・重さは漁業関係者においては、取引の重要項目なのです。
漁港に水揚げされた魚の重量は、木箱に入れられて台ばかりで量ることがほとんどです。特に鯛や寒ブリなどの高級魚は、1匹1匹に対して値段がつけられるため、台ばかりで量られた後セリにかけられます。
しかし、サンマやイワシなど大量に水揚げされる魚だと、クレーンに吊った状態で重量が量られることがあります。
ニュースなどで「○○港のサンマの水揚げが、初日で5tあり…」などと放送されていますが、この場合ほとんどクレーンスケールが使用された数値です。
これらの魚は、漁港のセリにかけられるときには、5kg・10kgと小分けにされるため台ばかりで計量されます。
しかし、漁船から陸揚げするときは、何百kgや時には1tを超えるため、大卸と呼ばれる卸業者が一括して購入する事も珍しくなく、その場合は陸揚げ時に大量の網に入った状態で、クレーンスケールを用いて重量を量り、買い付けていきます。
その他には、マグロなど1匹の個体が100kgを越える魚なども、陸揚げ時にクレーンを使うのと同時に重量を量るのに、クレーンスケールが用いられています。
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