クレーンスケールと自動車部品
日本の自動車は性能が良いため、世界各国に輸出されています。実は新車ばかりが輸出されているのではなく、中古車も輸出されていますし、自動車の中古部品も輸出されています。日本ではポンコツ扱いの自動車でも、東南アジアやアフリカなどの発展途上国では自動車は高級品のため、高い需要があるのです。
中古自動車を輸出する場合は、そのまま輸出する場合と分解して輸出する場合があります。なぜならば、そのまま輸出するとなると車検証など多くの書類が必要となるのですが、分解してしまうと「部品扱い」になるため書類がぐっと減るからです。
また、部品だけの販売も盛んで、輸出先の国では故障したら廃車するのではなく、何度も修理して乗る事が多いため、中古部品の需要が高いのです。これらの部品は日本では捨て値のことが多く、1個○○円という取引の他に、事故車のエンジンで動かないものなどは日本ではスクラップ扱いなのですが、一旦買い取ってから現地で分解して使える部品だけを取り出したりするため、「トラックのエンジン10kg○○円」と言った取引も珍しくありません。
自動車部品は重いこともあり、これらの計量はクレーンスケールが使われます。自動車のエンジンは100kgを越えるものが普通なので、輸出部品専門の会社では、100kgまで量れる軽量タイプから、500kg以上まで対応したタイプまで、複数台所有している事も珍しくありません。
- はかりの中での位置づけについて
- はかりの歴史について
- バネはかりの種類について
- デジタルクレーンスケールと釣り
- 資材の測定での活用方法
- 重力と誤差について
- 輸出の場面での活躍
- 実は、趣味でも活用されている!
- 林業での活躍
- 台ばかりとの利便性の比較
- 貿易の際での活用
- 水族館での活用
- モータースポーツでの活用
- どんな場所でも、測定できる!
- 使用する際の注意点
- 工場とクレーンスケール
- 体重も測定できる?
- デジタルの表示について
- クレーン車に装備されていることも・・・
- クレーンスケールと漁業
- クレーンスケールと台貫の比較
- クレーンスケールと農業
- クレーンスケールと自動車部品
- クレーンスケールの使用の注意
- レンタルと購入の比較
- アナログのクレーンスケールは今?
- 吊り秤には、どのような種類のものがあるのか?