吊り秤が進化し、クレーンスケールに!
重さを量る秤には、大きく分けて天秤とばね秤があります。普段よく見る体重を量る台秤も、天秤やばね秤の原理を応用して作られています。
天秤が紀元前からあったのに比べると、ばね秤は比較的新しい秤です。
ばね秤が発明されるまでは、天秤で左右の重さがつりあうことで同じ重さを量ったり、てこの原理を応用して、支点をずらすことによって錘よりも何倍も重いものを量ったりしていました。
しかし、重量物を量る際には秤自体が大きくなる傾向があり、18世紀にばねの伸長率が重さに比例することが発見されると、ばねを利用した吊り秤が発明されると、徐々に天秤から吊り秤の割合が増えていきました。
大きさがコンパクトで携帯性にとむ吊り秤が、長い間使用されていましたが、逆にばねが収縮することにより量ることができる台秤が発明されました。
台秤は、比較的に精度を厳密に求めない体重計やキッチンスケールなどに、よく利用されています。
その後も、吊り秤は工場や物流・一般家庭などで使われているのですが、ばねの代わりにゴムを使い、その伸縮率で量るものもあります。
また秤の中には、圧力がかかることにより電圧が生じる圧電素子や、電気抵抗が変わる電気伝導素材が使われ、その数値を計ることにより重さを量っているものもあります。
これらの素材を使うことで、秤はさらに小さく、より重いものが量れるようになり、精度もかなり上がってきました。
そのため、長らく吊り秤市場を占めていたばね秤は、電子吊り秤であるクレーンスケールへとシフトしてきています。
クレーンスケールはコンパクトなうえ、誤差も少なく、非常に便利な秤となっています。
当社では10Tまでの豊富なラインナップをそろえておりますので、お気軽にご相談下さい。
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