クレーンスケールと輸出
中国や東南アジアの技術進歩は目覚しいものがありますが、まだまだ日本の技術力は世界トップクラスです。
これらの中国や東南アジアというと、日本製品より安価な商品を製造して、日本へ輸出していると言うイメージです。確かにそういった事が多いのですが、逆に日本からこれらの国に輸出しているものがあります。
それは日本に輸出している商品を作る機械なのです。海外では労働賃金や原材料費が日本より安いため、安価に商品を作る事ができるのですが、元の機械を作る技術力が足りない事が多く、「マレーシア国内で、日本製の機械を使って商品を作り、日本に輸出する。」といった事が普通に行われています。
こういった機械は大型のものが多く、電車1両ほどの大きさのものも珍しくありません。これらの機械は、輸出時の必要書類に総重量が必要となるのですが、重さを量るのにクレーンスケールが使用されています。完成品をそのまま量る事もありますが、あまりにも大型の場合は、組立時に各パーツの重量を量り、合計して総重量を出しています。
そのため大型機械の輸出を扱う会社では、100kgほどが量れるものから5tを越えるものまで、数種類の計量できるクレーンスケールを、設置しているところも珍しくありません。
- はかりの中での位置づけについて
- はかりの歴史について
- バネはかりの種類について
- デジタルクレーンスケールと釣り
- 資材の測定での活用方法
- 重力と誤差について
- 輸出の場面での活躍
- 実は、趣味でも活用されている!
- 林業での活躍
- 台ばかりとの利便性の比較
- 貿易の際での活用
- 水族館での活用
- モータースポーツでの活用
- どんな場所でも、測定できる!
- 使用する際の注意点
- 工場とクレーンスケール
- 体重も測定できる?
- デジタルの表示について
- クレーン車に装備されていることも・・・
- クレーンスケールと漁業
- クレーンスケールと台貫の比較
- クレーンスケールと農業
- クレーンスケールと自動車部品
- クレーンスケールの使用の注意
- レンタルと購入の比較
- アナログのクレーンスケールは今?
- 吊り秤には、どのような種類のものがあるのか?