はかりとクレーンスケールの歴史
重さを量るはかりは紀元前から存在しており、エジプトでは紀元前5000年前の天秤ばかりが発掘されています。人類が発展するにつれ、商業的にも税制的にも「重さを正確に量る」という事は重要であり、経済の基本となったからです。
はじめは、星座でおなじみの吊り下げて同じ重さになるようにして使う天秤型の秤だったのですが、ローマ時代には棹ばかりが開発され、ある程度の範囲の重さを1つの棹ばかりで量れるようになりました。
かなりの時代が過ぎ17世紀になって、理科の実験でおなじみの「上皿天秤」が発明されました。吊り下げ式の天秤ばかりでは安定性で劣っていたのですが、上皿天秤の発明により解消されました。
次に100年ほど経過した18世紀に、画期的な秤が発明されました。「バネばかり」と言われるもので、技術の進歩で良質のバネが生産できたのと、バネの伸び率が重量によって比例する事が物理学者のフックによって証明されたため、商品化されました。
このバネばかりは当時としては画期的で、爆発的に普及しました。今現在も「スプリングスケール」や「クレーンスケール」の名前で、世界中で使用されています。
バネばかりも現代では電子化が進み、バネを使用することがなくなり、「デジタルクレーンスケール」として、世界に普及しつつあります。
- はかりの中での位置づけについて
- はかりの歴史について
- バネはかりの種類について
- デジタルクレーンスケールと釣り
- 資材の測定での活用方法
- 重力と誤差について
- 輸出の場面での活躍
- 実は、趣味でも活用されている!
- 林業での活躍
- 台ばかりとの利便性の比較
- 貿易の際での活用
- 水族館での活用
- モータースポーツでの活用
- どんな場所でも、測定できる!
- 使用する際の注意点
- 工場とクレーンスケール
- 体重も測定できる?
- デジタルの表示について
- クレーン車に装備されていることも・・・
- クレーンスケールと漁業
- クレーンスケールと台貫の比較
- クレーンスケールと農業
- クレーンスケールと自動車部品
- クレーンスケールの使用の注意
- レンタルと購入の比較
- アナログのクレーンスケールは今?
- 吊り秤には、どのような種類のものがあるのか?