クレーンスケールを使用する際の注意点
「コンパクト・移動性に優れる」と、良いところの多いクレーンスケールですが、弱点がないわけではありません。
基本的に量りたい重量物に耐えうる支柱なり、クレーンがないと使用する事ができません。工場などでクレーンに装着されることが多いため、購入してから「ダメだった…。」と言う事はないでしょうが、農家などで梁を利用して計測される場合は、梁に渡すワッカ状のものは荒縄などの紐ではなく、鎖やスチールロープを使用した方が良いでしょう。
次に風に弱いと言う点です。クレーンスケールは物を吊って計測するため、重心が安定しなければ正しく量れません。木材など長い材質のものや、屋外などで風により揺れてしまうと安定しづらいため、量りにくいと言う事があります。
もうひとつは、計測物にクレーンスケールのフックが引っかかるところがないと、別につり台が必要になることです。工場や物流センターでは「パレット」と呼ばれる木材でできた台があるのであまり問題にならないのですが、個人農家などではハンモックのようなものを用意した方がよいでしょう。
最後に、クレーンスケール自体の重量の問題があります。最大計測重量が同じ台ばかりと比べてはるかに軽いことが多いですが、1tまで量れるものになると10kgほどの重量があるので、要注意です。