スプラウトの栄養・栄養素
スプラウトは植物の幼苗の総称で、かいわれだいこんは大根の幼苗です。
かつて、かいわれだいこんは高級料理の添え物でしたが、20年ほど前から水耕栽培による大量生産ができるようになりました。
最近ではブロッコリーやレッドキャベツの幼苗も安価に手に入れることができます。
人気の理由は、種にはなかったり微量だった成分が発芽するときに新たに作られ、凝縮されているためです。
特に、ブロッコリーのスプラウトには、ガン予防効果の高いスルフォラファンが含まれていて、生長したものの数十倍にもなります。
旬:通年
品種:マスタード、ブロッコリー、レッドキャベツなど
選ぶポイント:1本1本が元気にたっていて、緑が鮮やかなもの。
保存方法:立てて冷蔵庫の野菜室へ。1~2日で使い切る。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カルシウム:54mg
ビタミンA(β―カロテン):1900μg
ビタミンK:200μg
ビタミンC:47mg
カロリー 21kcal/100g
栄養と健康効果
種の状態ではほとんど存在しないビタミンCが発芽中に合成されます。
ビタミンCは肌を若々しく保ち、しみ、そばかすを予防するほか、免疫力を高め、風邪を予防する働きがあります。
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンはがん予防効果が高く、生長したものの数十倍も含まれている事がわかり、一気に人気が高くなりました。
ガン予防のために食べるなら、1日50gでよいといわれています。
この他、β―カロテンは風邪予防や肌荒れにも効果的です。
ガン予防・風邪予防・肌荒れなどにおすすめです。
その他
ビタミンの損失を防ぐため、かいわれだいこんやブロッコリースプラウトなど、生食出来るものはできるだけ加熱せず食べましょう。
サラダなどドレッシングを使うと、脂質でβ―カロテン、酢でミネラルの吸収が高まります。
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