野菜の栄養・栄養素|ほうれんそう(ほうれん草)

体によい食べ物

ほうれんそう(ほうれん草)の栄養・栄養素

緑黄色野菜の代表格のほうれん草
ビタミンやミネラルを豊富に含み、抜群の栄養価があります。
特にβ―カロテン、ビタミンC、鉄、カルシウムなどを豊富に含んでいます。

β―カロテンやビタミンCは季節変動が大きく、ほうれんそうのビタミンCは12月が最も多く、最も少ない9月に比べ5~8倍含まれています。見た目は同じですが、冬のほうれん草は栄養の宝庫といえます。
根元の赤い部分には骨の形成に関わるマンガンが多く含まれています。

調理するときはあくが強いので下ゆでし、水にさらしてから利用するとよいでしょう。
サラダほうれん草は、生食用に改良されたあくの少ない品種です。

旬:12~1月
選ぶポイント:株が小さめ、緑が鮮やかで、みずみずしいもの。
保存方法:湿らせた新聞紙にくるみポリ袋に入れ野菜室に立てる。

主な栄養素とカロリー

主な栄養素 100g当たり
カルシウム:49mg
鉄:2.0mg
ビタミンA(β―カロテン):4200μg
ビタミンB1:0.11mg
ビタミンC:35mg

カロリー 20kcal/100g

栄養と健康効果

豊富なβ―カロテンは体内でビタミンAに変化し、目の機能を高めたり、皮膚や粘膜を保護して抵抗力を強くします。また、美肌をつくるビタミンCとともに抗酸化作用も期待できます。これらは、動脈硬化や、ガンなどの病気の予防にもよいといわれています。

この他、高血圧予防になるカリウム、骨や歯を丈夫にするカルシウムも含まれています。

また造血に不可欠な鉄の量は牛レバーのほぼ半分も含まれています。ビタミンB1・B2・葉酸やマグネシウムなど貧血に効果的な成分も豊富です。

抗酸化カロテノイド類のルテインも含み、緑内障や黄斑変性症など目の病気や予防、改善にも効果的です。

風邪予防・動脈硬化予防・体力増強におすすめです。

その他

ほうれん草の根元の赤い部分にはマンガンが含まれています。
マンガンは骨の形成にかかわる成分なので破棄せず食べましょう。

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