野菜の栄養・栄養素|にんにく(ニンニク)

体によい食べ物

にんにく(ニンニク)の栄養・栄養素

にんにくは、主に地下茎が肥大した鱗茎を食べるのが一般的ですが、葉や茎も食べられます。
にんにくの強烈なにおいは硫化アリルの一種アリシンによるものです。
アリシンは強い抗菌作用をもち、ビタミンB1の吸収を高め、慢性的な疲労を回復させる効果が期待でき、滋養強壮には欠かせない野菜です。

長時間の加熱により効果が減少するので、短時間の調理が基本となります。

旬:5~7月
品種:にんにくの芽、葉ニンニク
選ぶポイント:外の皮がしっかり重なって白くふっくらとしたもの。
保存方法:風通しがよい冷暗所。

主な栄養素とカロリー

主な栄養素 100g当たり
ビタミンB1:0.19mg
ビタミンC:10mg
食物繊維:5.7g

カロリー 134kcal/100g

栄養と健康効果

にんにくの強烈なにおいの成分であるアリシンは様々な健康効果をもちます。
アリシンは、ビタミンB1と結合するとアリチアミンとなり、ビタミンB1の吸収を高め、慢性的な疲労を回復する効果があります。また、胃腸の粘膜を刺激して消化機能を活発にし、滋養強壮に欠かせない野菜です。
さらに、食中毒を予防する強力な殺菌作用もあるといわれています。

アリシンと逆に無臭のスコルジニンという成分は、風邪を退治し、全身の血行をよくし、筋肉の疲れをとる効果があるといわれています。
アリシンとスコルジニンがニンニクパワーの源です。

体力増強・動脈硬化予防・疲労回復などにおすすめです。

その他

ニンニクパワーの源であるアリシンは熱や水に弱い性質があります。
長時間の加熱により効果が減少するので、調理は短時間で行うことが大切です。

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