野菜の栄養・栄養素|たまねぎ(玉ねぎ)

体によい食べ物

たまねぎ(玉ねぎ)の栄養、栄養素

玉ねぎは、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が他の野菜に比べ比較的少なめですが、
注目したいのは、豊富に含まれる辛味成分の硫化アリル(イオウ化合物の一種)です。硫化アリルはアリシンとも呼ばれます。
これは、玉ねぎを切るとき涙がでる原因となる成分ですが、体の中では優れた効果を発揮し、血栓防止や悪玉コレステロールを減らす作用もあります。
この硫化アリルは加熱すると成分が変わってしまうので、効果を期待するならサラダなどの生食がおすすめです。

旬:4~5月
品種:赤玉ねぎ、ペコロスなど
選ぶポイント:皮が良く乾燥しているもの。芽がでていないもの。
保存方法:風通しのよい冷暗所におく。

主な栄養素とカロリー

主な栄養素 100g当たり
カリウム:150mg
カルシウム:21mg
ビタミンC:8mg

カロリー 37kcal/100g

栄養と健康効果

玉ねぎの辛味成分である硫化アリル(イオウ化合物の一種)には優れた健康効果があります。
硫化アリルは、血栓を防止し、悪玉コレステロールを減らす作用があり、動脈硬化やガン予防の効果が期待できます。
また、アリシンは、ビタミンB1の吸収を高める作用があり、消化液の分泌を助けて新陳代謝を活発にしたり、疲労回復に効果があります。

動脈硬化予防・高血圧予防などにおすすめです。

その他

玉ねぎの有効成分である硫化アリルは熱、水に弱い性質があります。
そのため調理は、炒める際も、水にさらす際も手早く処理することがよいとされます。

また、たまねぎを切る1時間前くらいから冷蔵庫で冷やしておくと、刺激成分の発散が抑えられ、涙がでるのを防ぐことができます。

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