せり(セリ)の栄養、栄養素
春の七草に名を連ねる日本原産の野菜です。
シャキシャキとした食感と、独特の強い香りが特徴です。
香り成分には、健胃、解熱、解毒などの作用があるとされ、お正月に疲れた胃をととのえる七草がゆに入れる野菜として、古くから親しまれています。
β―カロテンやビタミンC、鉄などのミネラルも豊富です。
風邪などに対する抵抗力を養い貧血予防の効果もあります。
旬:1~4月
選ぶポイント:緑色が濃く、葉の先までみずみずしいもの。
保存方法:根をキッチンペーパーで包み湿らせポリ袋に入れ、根を下にして野菜室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カリウム:410mg
カルシウム:34mg
鉄:1.6mg
ビタミンA(β―カロテン):1900μg
ビタミンC:20mg
カロリー 17kcal/100g
栄養と健康効果
セリは、食物繊維を多く含み、便通の改善に効果が期待できるほか、体内のナトリウムを排出し、血圧を下げる作用があるカリウムが多いのも特徴です。
また、血液をつくるのに必要な葉酸や鉄も多く含まれており、貧血が気になる方にもおすすめの野菜です。
独特の香りは、ミリスティン、カンフェンなどの精油成分によるもので、胃を強化し食欲増進や精神安定作用があり、解熱、解毒作用、発汗作用があることも知られています。
食欲増進、便秘解消、貧血予防などにおすすめです。
その他
セリは、あくが強いので調理前に下ゆでが必要です。
茎のほうはかたくて火がとおりにくいので先に加え、葉は加熱しすぎないようにするのが調理のポイントです。
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