秤の校正について
秤の精度を第三者機関で検査することを校正と言います。
キャリブレーションという言葉がありますが、キャリブレーションと校正は同じ意味で、「この秤は正確です」ということを客観的に評価する作業です。
第三者機関で客観的に検査したうえで、「校正証明書」が発行されます。
校正は法律により義務付けられているものではございませんが、「精度が高い秤をきちんと使っている」という自主点検の基準として、多くの企業様で校正を実施されています。
またISO9001の観点において、校正は「監視機器及び計量・測定機器の管理」に該当いたしますのでISOの要求を満たすための点検、保守の一環として校正が必要になります。
取引先様から「校正関連の書面」の提示を依頼された場合は、校正証明書の提出が必要になります。
そういう意味で、校正を定期的に行うことはとても重要な意味を持ちます。
なお校正のペースは法律的に定められているものではございませんが、「1年に1回程度」が一般的になります。
当社の標準モデルと校正付きモデルの違いについて
当社のクレーンスケールは、標準モデルと校正付きモデルがございます。
標準モデルと校正付きモデルは全く仕様が同じで、商品の精度や品質が異なるわけではありません。
違いは校正の検査をしているかどうかのみで、校正付きモデルに関しては「校正証明書」をお付けいたします。
(標準モデルを校正の検査に出すと合格します。)
校正付きモデルは別途第3者機関での検査が必要となりますので、その分金額が高くなります。
型番に関しても前の部分は同じですが、校正付きモデルの商品には、型番に「-C」が割り振られています。(CはCalibrationの略です)
例:3Tのクレーンスケールの場合
標準モデル OCS-3-C 3000kg
校正付きモデル OCS-3-C 3000kg-C
校正は社内の自主点検の基準として活用されている企業様が多いです。
校正が必要な方は、校正付きのモデル(型番に「-C」がついたモデル)をお買い求めください。
校正付きモデルの納期について
校正付きモデルを出荷する際には、当社が提携している第3者機関に依頼し、校正の検査を行います。
大型の機器の検査となりますので、検査には3週間必要です。
標準モデルはすぐに出荷が可能ですが、校正モデルをご希望の場合は納期が3週間程度余分にかかりますので、その点を踏まえた上でご検討ください。
また稀にではございますが、「校正検査にすでに合格している商品」が在庫にある場合もございますので、その場合は早めの納品が可能です。
お急ぎの場合はご相談ください。