さといも(里芋)
里でとれるイモだから里芋。
独特のぬめりを持ち、水分が多く、いも類の中では最もエネルギーが低いのが特徴です。
デンプンが主成分で、食物繊維が豊富です。
独特のぬめり成分は、ムチン質などの糖とたんぱく質が結びついたもので、胃腸を守り、細胞を活性化させる働きがあります。
カリウムも多く、高血圧予防も期待できます。
旬:9~11月
品種:海老いも、セレベス、八つ頭など
選ぶポイント:泥つきで実が硬くこぶやひびがないもの。
保存方法:泥つきのまま新聞紙にくるんで冷暗所へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カリウム:640mg
ビタミンB1:0.07mg
ビタミンC:6mg
食物繊維:2.3g
カロリー 58kcal/100g
栄養と健康効果
里芋の独特のぬめりのもとは、ガラクタンやムチン質といわれる多糖成分です。
ガラクタンは、免疫力をあげる作用があり、血圧をさげる助けになり、動脈硬化を予防したり、血中のコレステロールを取り除く効果があります。
ムチン質には胃腸の働きを助け、細胞を活性化させる働きがあり、胃潰瘍を予防する作用があります。
また、カリウムが比較的豊富で、ナトリウムを排泄する働きがあるので、高血圧予防に有効です。
コレステロール低下、動脈硬化予防、高血圧予防におすすめです。
その他
里芋のぬめりは手に塩か重曹をつけて調理するとかゆくなりません。