さんま(サンマ、秋刀魚)
さんま(サンマ、秋刀魚)
脂がのって丸く太ったさんまは秋を代表する味覚です。
たんぱく質をしのぐ程の脂質を含み、エネルギーは高めですが、それだけDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多いということです。
脂は焼き過ぎると折角の栄養成分が失われるので、適度に火をいれることが大切です。
そのほか血合いの部分にビタミンB12が多く、ビタミンAのレチノールも豊富に含んでいます。
旬:秋
選ぶポイント:口先は黄色いものが脂のりがよい。黒眼がくっきりし光沢があるもの。
保存方法:下処理しキッチンペーパーとラップに包んでチルド室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
たんぱく質:18.5g
鉄:1.4mg
ビタミンA(レチノール):13μg
ビタミンD:19.0μg
ビタミンB12:17.7μg
カロリー 310kcal/100g
栄養と健康効果
さんまはたんぱく質をしのぐ量の脂質を含みます。
この脂質の中にコレステロールや中性脂肪を低下させるEPA(エイコサペンタエンサン)や脳神経の働きを助けて脳の働きを高めたりするDHA(ドコサヘキサエンサン)などの不飽和脂肪酸が多く含まれます。コレステロールが気になる方にはおすすめの魚ですが、カロリーオーバーにもなるので食べすぎには注意が必要です。
血合い部分には記憶力の保持や貧血に効果のあるビタミンB12が多く含まれています。
また、ガン予防に効果があるとされるビタミンA(レチノール)も豊富に含み、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和する効果も期待できます。
ビタミン、ミネラルが各種豊富に含まれる栄養の宝庫です。
動脈硬化予防・高血圧予防・眼精疲労緩和などにおすすめです。
その他
脂にDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が含まれています。焼き過ぎると脂とともに不飽和脂肪酸も失われてしまうので焼き過ぎには注意が必要です。
また内臓にビタミンA(レチノール)などのビタミン・ミネラルが豊富に含まれているため、内臓ごと塩焼きすることをおすすめします。