わかさぎ
わかさぎは、汽水域（海水と淡水が混じり合った水域）の魚で、淡水にも生息する事がわかり、全国各地の湖に移植されました。 ほとんどは1年で成長し、卵を産んだあとに寿命を終えますが、なかには2～3年と長生きするものもいます。幼魚の時期は海で育ち、早春になると川で産卵する習性があります。凍結した湖面に穴をあけて釣るわかさぎ釣りは冬の代名詞です。体調15cmほどの小さな魚で、骨ごと食べられるので、カルシウムが豊富です。
旬：１～４月
選ぶポイント：透明感があって銀色に光っているもの、腹が割れていないもの。
保存方法：すぐに内臓を出してしっかりと洗って、ペーパータオルで水分をとって保存。傷みが早いので、できるだけ新鮮なうちに早く食べましょう。
主な栄養素とカロリー
100g中
カロリー：77kcal
栄養素
カルシウム：450mg
リン：350mg
レチノール当量：99µg
ビタミンB12：7.9µg
栄養と健康効果
丸ごと食べるので、カルシウムやリンをたくさん摂取することができます。カルシウムとリンは結合して、骨や歯の主成分になります。
レチノールはビタミンAの成分の一つで、体内で効率よく利用され、皮膚や目の健康を守ります。
ビタミンB12は赤血球の生成に働き、悪性貧血を予防します。
その他
内臓にはビタミンDが含まれており、カルシウムが骨に沈着するためには欠かせない栄養素です。新鮮な、内臓ごと調理するのがお勧めです。
匂いが気になる場合は牛乳にひたしたり、レモンでマリネすると臭みが取れて風味が増します。
