野菜の栄養・栄養素|ねぎ(ネギ)

体によい食べ物

ねぎ(ネギ)の栄養・栄養素

ねぎは、関東では白い部分が多い根深ねぎ、関西では緑の多い葉ネギ(九条ねぎ)が主流です。

ねぎは白い部分と葉の部分で栄養成分が異なります。
白い部分は淡色野菜で、ビタミンCが豊富。体を温め、発汗を促す作用があります。
緑の葉の部分は緑黄色野菜で、β―カロテンやカルシウム、ビタミンB1の吸収を高めるアリシンなどが含まれています。

天然の風邪薬と言えるほどの抗菌作用と発汗、解熱作用がある。

旬:11~2月
品種:九条ねぎ、下仁田ねぎ、あさつき、リーキなど
選ぶポイント:緑が濃く、白い部分はつやとハリがあり重いもの。
保存方法:新聞紙にくるみ冷暗所へ。

主な栄養素とカロリー

主な栄養素 100G当たり
カリウム:180mg
カルシウム:31mg
鉄:0.2mg
ビタミンA(β―カロテン):14μg
ビタミンC:11mg

カロリー 28kcal/100g

栄養と健康効果

ねぎの白い部分に含まれる特有成分ネギオールには、抗菌、発汗、解熱作用があり、ウィルスから体を守り、風邪を予防します。また、ビタミンCも多く、昔から風邪をひくと薬代わりにねぎを用いる習慣は理にかなっていました。

緑の葉の部分には、β―カロテンやカルシウム、ビタミンB1の吸収を高めるアリシンが多く含まれています。
アリシンは、抗酸化作用があり、血行をよくして肩こりや冷え性の改善、食欲を増進させ体力の増強にも役立ちます。

食欲不振・冷え性・疲労・風邪の初期症状などにおすすめです。

その他

ねぎに含まれるアリシンは揮発性なので長く加熱したり水にさらしすぎると効果が減少してしまいます。
調理の際は、ねぎを使う直前に切り、加熱しすぎないよう工夫が必要です。

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